どうも、FXトレーダーのコウタです。
今回は、「FX」の肩身が狭すぎることについて
半分グチのような記事を書きたいと思います。
FXって世間の印象がとにかく悪い。
ちょっとSNSを開けば、
- あんなもんギャンブルと一緒
- 社会不適合者がやるもの
- 「FXを教える」は全部詐欺
みたいな発言が山のようにあります。
まぁ見ず知らずの他人が何を言ってても
そこまでイヤな気になるわけではないんですが、
「実害」もあるわけですよ。
このブログにはこれからトレーダーを目指す読者様も多いです。
なので、本記事では
あらかじめ「FXの肩身の狭さ」を知っておいていただくべく、
私の体験をお伝えしたいと思います。
事案1 身内からの冷たい目
他人や世間様から冷ややかな目で見られるのは
言わずもがな、なんですが…
悲しいかな身内からも同じような目で見られます。
私の場合、妻と妻の家族ですね。
妻に関しては…
FXを初めて数年、全然勝てなかったころは
妻の猛反対を押し切ってトレードをしてましたし、
お金の面ではかなりつらい思いをさせてきましたからね…。
稼げるようになって、
経済的にもかなり自由になりましたが、
それでも100%応援する、という気にはなれないようです。
今の生活に満足はしているけど
何が起こるかわからない感じが不安
子どもにはやってほしくない
そういう想いもあるみたいですねー。
で、妻の両親も当然ながら肯定的ではありません。
今でこそ、声に出して否定的なことを言われることはなくなりましたが
良く思われていない、という空気は今でも感じます。
自分からFXの話なんてできないし
「仕事」に関する話題も避けざるを得ません。
FXで稼げるようになるまでは
かなり厳しいことも言われてたんです。
まっとうに働きなさい
娘と孫(私の妻子)の将来も考えなさい、みたいな。
ど正論なんですけどね 笑
稼げるようになったら何か変わるかなぁ、
お義父さんにトレードを教えられる日がくるかなぁ
とか思っていたのですが…残念ながらそうはならず。
何か少し壁のある関係に落ち着いてしまいました。
妻に対しても、義両親に対しても、
「稼いできたら文句ないんでしょ」
「稼ぐことができればすべて円満」
そんな風に思っていたんですが…
そうではない、お金じゃない部分で
ひっかかるところがあるみたいなんですよねー。
ここら辺に、いかんともしがたい
根本的なFXの印象の悪さを感じてしまいますね…
事案2 ”オンライン活動”がかなり不利
ちょっと話は変わりますが、
トレードで生計を立てれるようになって、
オンラインでの活動に興味を持ったんです。
今でこそトレード上達をサポートするサービスを展開していますが
何をやろうか漠然としている時期もありまして。
教材、インジ、EAなどのアイテムを作って
販売サイトを立ち上げてみようかな
とか
サポートサービス、コンサルサービスをやろうかな
とか
「トレードを教える側」に回れば
身内からの冷ややかな目線も少しは緩和されるかな
という想いもありました。
で、手始めにWEBショップでも立ち上げてみよう、
と思ったわけなんですが…。
ちょっと下の画像を見てください。
「BASE」というWEBショップ作成サービスの
販売禁止物の一覧です。
そうなんですよ。
FX関連のモノやサービスを扱うことはご法度なんです。
しかも、金融関連以外の禁止物のラインナップときたら
これでもかというほど犯罪臭のするものばかり 笑
FX関連の販売物=犯罪絡み
と言わんばかりです。
これ、「BASE」だけではなく
だいたいの同様のWEBサービスは同じ対応です。
しかし、これだけではありません。
なんとかFX関連のものが販売できるところを見つけても
「クレジットカード決済機能」を搭載するための
審査がなかなか通りません。
銀行振込のみ、みたいな。
このご時世、ネットでモノを買うのに
銀行振り込みで買う人なんていませんよね…。
あと、グーグルの検索順位についても不利なことが。
「YMYL」とかって言うみたいですが、
要するにお金や人生に関わるような内容のページは
審査を厳しくしよう、という方針のこと。
これについては「FXだから」というわけではありませんが、
お金が絡むFX系の情報発信はモロにターゲットでしょう。
と、まぁこんな感じで
「FX」をテーマにオンラインで何かしようとすると
いろんな規制やガイドラインにぶつかってしまうわけです。
世の中的にはそっちの方がいいのかもしれませんが(?)
当事者である私からすると、
「差別やん…」と言いたくなります…。
事案3 公的な信用が皆無
オンライン上での活動は不利。
では、実社会ではどうなのか。
まぁ、世間の持つFXへのイメージは承知の上なので
おおかたの想像はついていましたが、
それを一番実感したのは「銀行」の見解を聞いたときです。
私、FX用の法人とは別に、もう一つ会社があるんですよ。
とはいえ、別に大層な事業をやっているわけではなく、
トレード以外でお金を回すのに必要だからなんですが、
ちょっとした事業投資のようなことをやっていると
銀行さんとの付き合いや
経営者の方との付き合いも増えてくるわけです。
で、その道20年のベテラン経営者の人に聞いたんですが
「FXをやっている社長はお金を貸してもらえない」
ということ。
え~…そうなの?
借りたお金でトレードするかもしれない…?
負けて吹っ飛ばすかもしれないから…?
真偽のほどが定かではなかったので、
ある機会に銀行の支店長さんに聞いてみたんですよ。
そうすると、
「FXをやっている=絶対貸さない」ではないが、
かなり審査が厳しくなる、
大きな減点項目である、ということは事実です…
とのこと。
これ、不公平ですよね?
だって「借りたお金を使ってしまうかもしれない」のは
トレードに限らないでしょ。
競馬、パチンコはもちろん
普通に高額な買い物もそうだし、
お金の使い方なんていくらでもありますからね。
私がブーブー言ったところでどうにもならないんですが…。
とにかく、銀行もとい、その先にある信用保証協会(つまり国の機関)は
そういう風に考えるみたいです。
公的に、正式に、
「FXはあかん」という烙印を押されたようなものですよね…。
まとめ
とにかくFXの肩身が狭いんです、というお話でした。
まぁ、いろいろ言いましたが仕方のない部分はあります。
負けて破産する人は多いし、
詐欺で金もうけを企むヤツも多いし、
人間のお金への欲や執着はすごいし
「FX」の肩身が狭いのは
それ以外の世界を守るためなんでしょうね。
「直近◯年のトレード履歴」とかで
評価を変えるシステムとかができたらいいですけどね。
まぁ私にはどうすることもできないので、
子どもの将来なりたい職業ランキングに
「FXトレーダー」がランクインするという
あるはずもないことを夢見ながら、
現状でできる範囲のことにひっそりと励むことにします…。
それではまた。
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