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FXトレードで今日から利益を伸ばすためのチキン利食い対策5選

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FXトレードで今日から利益を伸ばすためのチキン利食い対策5選

どうも、専業FXトレーダーのコウタです。

 

このブログでは、過酷な会社員時代にFXを始め

ボロボロの負けトレーダーだった私が

専業トレーダーにまでなった経験を活かして、

思うように成果を残せない方に向けて様々な情報を発信しています。

今回は「チキン利食い」について。

 

やめたくてもやめられない…

そんなチキン利食いを克服し、

今日から利益を伸ばすための5つの対策をご紹介します。

 

ぜひ最後まで読んで

”勝ちやすいトレード”を身につけてください!

目次

チキン利食いってなに?

 

”チキン”とは「臆病者」のこと。

 

つまり”チキン利食いと”は

負けや含み益の減少を過剰に恐れて

少ない利益で決済してしまうこと、です。

 

利益を伸ばせない

ちょっと利益が出れば決済してしまう

含み益が減ることに耐えられず決済してしまう

 

でも負けるときはしっかり負ける…

せっかくの利益がすぐに消えてしまう…

 

そして、やがてある推論に至るのです。

 

1回の利益を伸ばさなければトータルで勝てない?

 

この推論はおおむね正しいわけなんですが、

しかしながらチキン利食いは一度クセになると

やめたくてもなかなかやめられないんですよね…

 

私自身もそうだったんですが、頭では利益を伸ばそうと考えていても

損失に対する恐怖

含み益が「もったいない」という感情、

プラスで終わる、という安心感

が押し寄せて、決済ボタンを押してしまうんです。

 

で、負けたわけじゃないしまあいいか~、と

改善の機会をどんどん失っていくわけです。

 

しかし!

断言しますがチキン利食いはまぎれもなく”悪癖”であり

「FXで資金を増やす」というあなたの目的とは対極となる行為。

 

早急に改善すべきことです。

 

改善策をお話しする前に、

まずは、チキン利食いがなぜよくないのかを

しっかりと理解してみましょう。

 

本当は恐ろしチキン利食い

負けてないからいい…は間違い

やめたくてもなかなかやめることができないチキン利食い。

 

一方で、チキン利食いは直接損失が出るわけではないので

問題視されにくい傾向にもあります。

 

確かに、少ないながらも利益が出ているわけで、

負けてないからいいじゃん…

という考えもできそうですよね。

 

そのため、

自分はこれでいいのだ

焦らずコツコツいこう

と、「微益決済」にむしろ積極的なトレーダーもいます。

 

いったいチキン利食いの何がいけないのでしょうか?

 

ここからは、チキン利食いがダメな理由を

「R倍数」という考え方をもとにお話しします。

 

R倍数とは

R倍数とは、

平均利益幅 ÷ 平均損失幅

によって得られる数値です。

 

任意の期間のトレード結果を集計し

勝ちトレードの”勝ち幅”の平均と

負けトレードの”負け幅”の平均を比べるわけです。

 

あなたもぜひ計算してみてください。

 

R倍数が「1.0」以上であれば

”平均勝ち幅”の方が大きいことになり、

 

「1.0」未満であれば

”平均負け幅”の方が大きいことになります。

 

R倍数が「1.0」であれば

勝率50%で全体の損益はプラマイゼロになります。

 

R倍数が「1.0以上」であれば

プラマイゼロにするのに勝率50%以下で済みます。

 

R倍数が「1.0未満」であれば

プラマイゼロにするのにより高い勝率が必要です。

 

自分のR倍数を把握することで、

 

『 自分は、勝つときはこれくらい勝つ

負けるときはこれくらい負ける

であるなら、全体の収益をプラスにするためには

最低でもこれくらいの【勝率】が必要だな 』

 

ということが見えてきます。

 

具体的な数字を当てはめて考えてみましょう。

 

話を単純にするために

毎トレード、

プラス20pipsで利益確定

マイナス20pipsで損切りするとします。

 

直近10回のトレードが

6勝4敗(勝率60%)だったとしたら

 

総利益は120pips

平均利益は20pips

 

総損失は80pips

平均損失は20pips   ですよね?

 

このときのR倍数は、

平均利益20pips ÷ 平均損失20pips なので

「1.0」ということになります。

 

R倍数が「1.0」でも

勝率が60%あるので、

40pipsのプラスになっているわけですが、

 

R倍数が「1.0」であれば

5勝5敗、つまり勝率が50%を下回らない限りは

トータルがマイナスになることはありません。

 

さて、チキン利食いの話に戻ります。

 

先ほどの6勝のうちの2回はチキン利食いをしてしまい

その2回は5pipsで利益確定してしまったとしましょう。

 

負けたわけではないので

6勝4敗(勝率60%)はそのままです。

 

総利益は90pips

平均利益は15pips

 

総損失は80pips

平均損失は20pips   ですね。

 

このときのR倍数は、

平均利益15pips ÷ 軽金損失20pips なので

「0.75」ということになります。

 

勝率が60%あるので

トータルで負けているわけではないものの、

 

R倍数「1.0」のときとは違い、

プラマイゼロを維持するための勝率は58%になっています。

(4勝3敗でプラマイゼロ。この時の勝率が58%。)

 

勝率は変わらないにも関わらず、

R倍数が下がることで

トータルで勝ち越すための条件が

すごく不利になったのが分かると思います。

 

チキン利食いの恐ろしいところはこれなんです。

 

安易な気持ちで

とりあえず利益を確保したい

プラスの内に逃げておこう

負けるわけじゃないから

と利益を確定してしまうことで

自らを「勝ちにくい状況」「負けやすい状況」に追い込むことになるのです。

 

しかも先ほどの例とは違い、

勝てないトレーダーのリアルなR倍数はもっと悲惨なことが多いです。

 

平均利益が10pips

平均損失が50pips

R倍数「0.2」みたいなトレーダーはザラにいます。

 

R倍数が「0.2」なら

勝率83%でプラマイゼロですからね…

 

見習いトレーダーにとってはあまりにもきつい数字です。

 

要するに、チキン利食いをすることで

平均利益がガンガン下がっていく、ということで

それって継続的に利益を残すためには

とてつもなく不利なことなわけです。

 

チキン利食い対策5選

 

チキン利食いがなぜダメなのかを説明しましたが

不確定な未来と向き合うストレスを考えると

早々に利益を確定してしまうことはとても楽なこと。

 

わかっていてもやめられない、というのが実際です。

 

ここからはチキン利食いをやめるための

おすすめの考え方、行動を紹介します。

 

1.R倍数を意識する

まずは先述した「R倍数」を意識すること。

 

R倍数が常に「1.0以上」になるように

意識してトレードに取り組みましょう。

 

R倍数はトレード結果の”平均”から算出します。

 

つまり、たった1度のチキン利食いが

大きく平均を下げたり、

R倍数向上の足かせになるのです。

 

「R倍数を1.0以上に保つ」

という姿勢そのものが強力なチキン利食い対策になります。

 

R倍数を含む、トレードで把握したい数字は以下の記事でも解説しています。

FXは資金管理が命!記録をつけて意識したいトレードに必須の3つの数字

 

2.リスクリワードを意識する

リスクリワードとは、毎トレードの

「想定利益」と「想定損失」の比のことです。

 

R倍数と同じような考え方ですが、

”毎トレードの想定損益”から考えるところが違います。

 

あるところでエントリーしたとして、

損切り予定地点までの値幅が20pips

利益確定目標までの値幅が20pips

であるなら、リスクリワードは「1:1」になります。

 

損失10pips、利益20pipsなら

リスクリワードは「1:2」です。

 

損失20pips、利益10pipsなら

リスクリワードは「2:1」ですね。

 

リスクリワードが良ければ(リワードの方が大きければ)

トータルで利益が残りやすい、

勝率が低くても利益になる可能性が上がる

と言えます。

 

逆に、

リスクリワードが悪ければ(リスクの方が大きければ)

トータルで利益が残りにくい、

より高い勝率が必要になる

ということになってしまいます。

 

リスクリワードを考慮したトレードを行うことは

継続的に資金を増やしていくためには非常に重要で

利益確定目標を明確に持ったトレードを心掛けることで

チキン利食いを避けることもできます。

 

3.1時間足以上の波を狙う

1分足や5分足の小さな波に狙いを定めると、

トレードのスパンが短くなり、

どうしても早い利益確定になってしまいます。

 

1時間足以上の波のジグザグを狙うことで

トレード回数こそ減りますが、

しっかりと伸びていく値動きを狙うことができます。

 

トレードでなかなか勝てない人に多いのが、

短いトレードを繰り返すことです。

 

が、これは未熟なトレーダーにとっては”負ける機会”を増やすだけ。

 

しっかりと時間をかけて根拠を積み上げ、

ある程度大きな波の値動きを、

「ここ!」というタイミングで狙う方がはるかに勝ちやすいと言えます。

 

自分の狙いが明確であれば

短期足の値動きに惑わされず、

ポジションをしっかりグリップすることができるでしょう。

 

4.エントリーしたらチャートを見ない

エントリーしたら、決済注文を予約して

あとはチャートを見ないこともおすすめです。

 

本来、必要な考えを巡らせるのは

「エントリーする前」ですよね。

 

エントリーした後に、

上がるかも、下がるかも、と考えても

なんの意味もありません。

 

にもかかわらず、

多くの見習いトレーダーは

エントリー後にチャートにかじりついてしまいます。

 

そうすると、

チャートの一時的な上下に一喜一憂してしまい、

我慢できずチキン利食いするハメになるのです。

 

エントリーするときは目標(利確と損切り)を決める

エントリーしたらあとは放置

 

これだでチキン利食いを撲滅できます!

 

5.ロットを下げる

どうしてもチキン利食いがやめられない人は

まずはとにかくロットを下げてください

 

たいていの場合、ロットが大きすぎます。

 

負けるのが怖い…

含み益がもったいない…

 

自分の行動を制御できないほどに

それを感じてしまう時点で

ロットが自分に合っていないんです。

 

証拠金に対する割合、とか

これぐらい稼ぎたいから、とか

 

ロットを決める際に考えた方がいいことはいくつかありますが、

何よりもその前に、あなた自身の「金銭感覚」があるはずです。

 

何円を高い、安い、と感じるかは人それぞれですが

今一度、自分の胸に手を当てて、考え直してみてください。

 

感情が行動に影響してしまうほどの金額

と、

感情が行動に影響しない程度の金額

 

この2つの境目に、適正なロットがあります。

 

あらためて自分に合ったロット設定をして

チキン利食いとは無縁のトレードをしてくださいね。

 

以下の記事でも、ロットのことや

他の勝ちにくくなる要因について解説しています。

【FX負けトレーダーに贈る】最悪の状況から抜け出すために実践した5つのこと

 

まとめ

結論

 

チキン利食いについて詳しく解説しました。

 

やめたくてもなかなかやめられないチキン利食い…

その怖さを「R倍数」を使って解説しました。

 

少しでも利益を確保するために、

あるいは、無用な損失を避けるために実行したチキン利食いが

実はあなたを勝ちからぐんぐんと遠ざけていることが

お分かりいただけたでしょうか。

 

チキン利食いの常習者の方、

やめたくてもやめられない方は

 

  1. R倍数を意識する
  2. リスクリワードを意識する
  3. 1時間足以上の波を狙う
  4. エントリーしたらチャートを見ない
  5. ロットを下げる

 

これらの対策をぜひ試してみてくださいね。

 

チキン利食いをやめることで

 

負ける機会が増えるのでは…?

 

と思ってしまうかもしれませんがそうではありません。

 

なぜなら大きく勝てる機会も増えるからです。

 

負ける機会も、勝てる機会も、同じように増えて、

あとに残るのは「優秀なR倍数」。

つまり「トータルでの勝ちやすさ」だけが残る、というわけです。

 

チキン利食いにはデメリットしかありません。

本記事を参考に、今日から改善しましょう!

 

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この記事を書いた人

500万円の損失を抱える負け組トレーダーから試行錯誤を繰り返し王道のトレード手法を確立。勝てるトレーダーへと転身することに成功し、現在は専業FXトレーダーとして安定的な収入と、自由な時間を満喫中です。

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