どうも!こんにちは、専業トレーダーのコウタです。
今回は、トレードの紹介。
最近のドル円は強い上昇が続いてますねー。
「買っときゃ勝てる!楽勝、楽勝!」
なんて言う頼もしいトレーダーもいますが、
中には、
いつ下がってくるか分からなくて怖い…
上昇相場の上の方で買うのはちょっと…
みたいに、
上昇一辺倒だからこその不安を感じている人もいるのではないでしょうか?
私もどちらかというと”そっち派”の考えで、
ダラダラと上昇していく今のドル円には正直やりにくさを感じています。
おまけに為替介入、なんていう物騒な事態も
現実味を帯びてきていますから余計に怖いですよね。
今回は、そんなトレードチャンスが限られるドル円相場の中でも
ここは買うでしょ!っていうチャンスがあったので
その場面を紹介したいと思います。
せっかくなのでエントリーポイントだけじゃなく
環境認識のところから解説していきますね。
ではいってみましょう!
9/25 ドル円デイトレード 環境認識
トレードしたのは9/25(月曜日)のドル円。
デイトレード
- トレードは1日に0回~2回程度
- 1トレードの値幅は30~50pips
- 1トレードの保有時間は数十分から数時間
日足や4時間足で環境認識し、1時間足でシナリオを構築。
5分足や15分足の値動きでエントリータイミングを計る。
ざっくり言うとそんな感じのトレードです
というわけで、まずは環境認識から。
9/25は月曜日。
下のチャートは先週が終わった時点の日足チャートです。
ちなみに画像はトレードの生徒さん向けに
毎日作ってる資料を流用させていただいてます。
この前の週にはFOMCと日銀政策発表という2大イベントがあったんですが、
その結果を受けて、148円~98年高値という抵抗を上抜けたところ。
150円や2022年を目指す上昇相場の中、
直近数日間は日米の金利動向が憂いになってましたからね。
金融政策が出揃い、改めて方向感が決まった感はあります。
高値を更新するのであれば、
次の一旦の上値抵抗として「2022年11月高値~149円」を意識。
それを上抜ければいよいよ150円です。
続いて4時間足を見てみます。
9月の1,2週目は98年高値~148円で上値を抑えられていましたが
3週目となる前週、FOMCをきっかけに上抜け。
FOMCによる上昇は一時否定されましたが、
続く日銀政策発表をきっかけに上昇。
この流れが上図でいうオレンジ枠内の値動きですね。
前週の流れからも「上がりそう」という印象は持っていましたが
何はともあれ「先週高値を上抜けるかどうか」にまずは注目。
為替介入が噂されるほどの円安の進行。
それを考慮した売り勢力ってのも当然いますからね。
安易に「買い一択」ではなく、
売り買い双方の視点に立つことはトレードにおいて重要です。
次は1時間足にいきます。
1時間足チャートではトレードのシナリオを考えます。
各時間足の波や上位足ローソク足の高値安値を元にラインを引き
レジスタンス(R)、サポート(S)として設定。
S1 : 148.000
S2 : 98年高値
S3 : 前日安値~先週安値
R1 : 先週高値
R2 : 2022年11月高値
日足、4時間足でも見たように
とりあえず今の相場で考えたいのはロングで方針は2つ。
(赤矢印)
現在値はR1の真下。
①R1からの売りを受け、S1まで下落後、サポートを確認してロング
②R1からの売りを受け、レンジ形成後、レンジの上抜けでロング
この2つのプランをメインとしたうえで、
「プランが崩れたときのプラン」も用意しておきます。
上がりそうで上がらない、という状況になれば
買い注文の撤退が起こり価格は下落します。
買い注文の集中がショートのチャンスになる場合もあるのです。
ショートのプランはこんな感じ。
①R1の上抜けが否定(ダマし)されればショート
②S1まで下落後、サポートが崩れればショート
上昇相場なのでロングを考える。
ロングするなら、下がってから買う、高値抜けで買う、のどちらか。
ロングプランが崩れた場合はショートを検討する。
私がいつもやってるのって実はこれだけです。
大枠となる考え方はシンプルが一番。
さて、ここからは当日の値動き。
どんな相場になったでしょうか?
9/25 ドル円デイトレード 当日の値動き
まずは1時間足の値動きを見てみましょう。
当日、東京時間はR1からの売りを受けレンジ化。
しかし、下落することなく移動平均線に支えられながら
欧州時間初動(16時台)にレンジブレイク。
以降は上昇を続け、149円目前まで買われました。
15分足でも見てみます。
東京時間、高値更新が否定されレンジ化していることが分かります(水色枠)。
東京時間は、新値をつける値動きがダマしになることが多く
レンジになることがけっこう多いです。
やっぱりヨーロッパやアメリカが中心になる時間と比べると
相場参加者、資金の流入が絶対的に少ないですから。
レンジを上抜ければロングを考えていましたが、
欧州時間前の「ピョコン!」と確定した陽線を見て
上抜ける前にエントリーしちゃいました。
上抜ける前ではありますが、実行したのは用意していたロングプランの2つ目。
②R1からの売りを受け、レンジ形成後、レンジの上抜けでロング
欧州時間の開始と共に無事に上抜けて
次のレジスタンスであるR2までしっかりと上昇してくれました。
為替介入とかも怖かったんで
それなりにビクビクしてましたけどね 笑
まぁでもエントリーした後には基本的にすることはありません。
目標到達を黙って待つ。それだけです。
その結果、約35pipsゲット。 ごちそうさまでした!
同じ場面を5分足でも確認してみましょう。
東京時間、R1下でレンジを形成。
その後、欧州時間前の
「ピョコン!」っていう陽線の確定が5分足でもわかります。
レジスタンスの下のレンジ形成後のこの陽線。
「よっしゃ、今から上がるぞ!」っていう風に見えませんか?
こういう値動きはエントリーのサインとして使いやすいです。
あとやっぱり大事なのは
「売りを受けてから買う」ということ。
これは用意していた2つのロングプランの共通点でもあります。
①R1からの売りを受け、S1まで下落後、サポートを確認してロング
②R1からの売りを受け、レンジ形成後、レンジの上抜けでロング
「下がるのを待って、サポートで買う」というプラン①と、
「レンジ形成を待って、ブレイクで買う」というプラン②。
これらはどちらも”売りが入るのを待っている”、ということですね。
売りが入った結果、下がる
売りが入った結果、レンジになる というわけです。
なぜ売りが入るのを待つのかというと、
「売り注文」の撤退、つまり利益確定、損切り、逃げ。
これらの決済注文が上昇する「燃料」になるからです。
売り注文の決済とは、買い注文と同義ですからね。
今回の場面に限らずですが、
売り注文を受けてから下がらなければ買う、
買い注文を受けてから上がらなければ売る、
というのは上手なトレードをするためのコツ。
知らなかった、という方は
ぜひトレードの考えに取り入れてみて下さいね。
まとめ
さて、仮に今回の値動きが
R1の下でレンジを形成せずに、つまり売りを受けずに
東京時間から上昇していったとするならロングはしていなかったでしょう。
それはプランとは違いますからね。
例えそうなっても、機会損失だと悔やむことはないですし
新たなプランを立てて待機するだけです。
それが私のスタンス。
今回紹介したのは9/25のたった1回のトレード。
毎日の値動きは違いますが、それでも
作業の流れや大事にしていることはいつも同じなんです。
勝とうが負けようが同じことを繰り返すだけ。
そういう部分が少しでも伝わればうれしいです。
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