どうも！専業FXトレーダーのコウタです。
本ブログは、ボロボロの負けトレーダーから逆転を果たし
専業トレーダーとなった自身の経験を活かし、
初心者トレーダーや勝てないトレーダーに有益な情報を発信するためのブログです。
専業トレーダーになるまでの経緯は
ブログのプロフィールページにも書いてますので良かったら見てくださいね。
FXって「稼ぎながら成長すればいい」って思われがちです。
明確にそう思わないまでも
“実弾”で練習するって人がけっこういます。
かくいう初心者時代の私もそうだったんですが、
ぶっちゃけ実力が伴わないのに勝てるなんてことはなくて
大怪我するのがオチなんですよね。
大怪我で済めばまだいいんですが…
冷静に考えると「勝てるようになってからお金を賭ける」って
当然に考えそうなもんですが…
FXトレードの学ぶ段階と稼ぐ段階
今だからこそできる主張なんですけど
FXって「学ぶ段階」と「稼ぐ段階」があって、
ここを混ぜ合わせると上手くいかないんです。
まっすぐにスパッと線引きし、
白と黒の境界のように明確に区別する必要があります。
だって負けたら
「損失を取り戻したい…」と思うし、
勝っても
「この利益を失いたくない…」って思うでしょ？
ただでさえトレードの”いろは”が分からないのに
そんな雑念は成長の妨げにしかなりません。
考えなければいけないことは「上達すること」
本来はこれだけに集中すべきなんです。
多分、仕事とかスポーツとかだったら多くの人が
「練習」と「本番」をちゃんと区別できると思うんですが
トレードになると急にできなくなるのはなぜでしょうか？
トレードにおいて練習と本番がごちゃ混ぜになるのは
やっぱりお金という「欲」そのものを相手にするから。
誰もがお金を増やしたくてFXを始めるわけですから
お金増やしたい！という気持ちが先行してしまったり
少額で練習するつもりが
損失が積み重なって熱くなってしまい
そのままエスカレート、みたいなパターンも多いですよね。
あとは「自分1人だけ」っていう状況が
意外と自分の首を絞めています。
発注画面に向かって自分一人の判断でポチっとボタンを押す。
トレードでやることはこれだけ。
上司も監督もコーチもいないので
エントリーする時の自分の考えなんて誰にも分からないし
ポジションの行方だって誰も見ていない。
その結果お金を失っても誰にも迷惑は掛からない。
この、ある種の”匿名性”のようなものが
暴走を生み出し、成長を妨げる
大きな原因ではないかと感じます。
なので、あなたのトレードスキルが
未だ上達の過程にあるのだとしたら
「学ぶ段階」と「稼ぐ段階」をしっかり意識すること。
そして「学ぶ」のであれば「稼ぐ」ことは一旦忘れることです。
FXトレーダーの理想の成長過程
下の図はトレーダーの理想の成長過程を表したもの。
見ての通り「稼ぐ段階」は「学ぶ段階」が終わってから。
「学ぶ段階」の期間を1年～3年としていますが、
独学で学ぶとして、かなり順調に成長できたとしても
それぐらいはかかるんじゃないかな、というのが私の感覚です。
もちろん半年で済む人もいるでしょうし
3年以上迷走している人だってザラにいます。
私自身、負けトレーダーをやっていた期間は
５～６年ありますから…。
この期間を少しでも短縮するためにも
学ぶことに集中することです。
「学ぶ段階」の中身も見ていきましょう。
知識・理論を学ぶにあたっては
吸収する
↓
整理する
↓
固める
という３つのステップに分けています。
吸収するってのは簡単です。
あなたも色んな媒体でトレードのことお勉強しますよね？
FXトレードの知識なんてちょっとググれば
溢れるほど出てきます。
やれダウ理論だとか
やれチャートパターンだとか
やれマルチタイムフレーム分析だとか
SNSやYOUTUBEでも、
それこそキリがないくらい知識が集まるはずです。
そうやって色んな知識を吸収していくんですが
FXトレードに関する知識って
とりあえず全部知っておけばいいっていうものではないんですよ。
やみくもに知識をインプットしていくと
大抵の駆け出しトレーダーは”情報過多”に陥って
何が正しいのか、何を基準にすればいいのか、
分からなくなってしまいます。
なのでインプットした知識は
取捨選択しながら整理していく必要があります。
色んな知識を覚えて、実践して、改善して、
自分に合う知識を残していく。
そうやって少しづつ前進するしかないんです。
知識の整理については下記の記事にも書いていますので
情報過多を感じている人はぜひ読んでみて下さいね。
【逆転の発想で負け組を脱却】FXトレードは「何をやるか」より「何をやめるか」
さて、必要な知識を吸収し、整理していく中でも
トレードの練習は不可欠。
実際のチャートと向かい合って、
自分の頭で考え、判断し、決断する。
知識・理論をアウトプットする。
練習の中で改善を繰り返しながら
自分のトレードを最適化していくのです。
そうやって、トレードのルールだったり
自分にとっての値動きの法則みたいなものが固まっていくんですが、
ここに至るまでにそこそこのロットを張ってしまうと
学ぶと稼ぐがごっちゃになってしまう、というわけですね。
せっかく地道に成長してるのに
お金に囚われて台無しにするのはもったいなくないですか？
「学ぶ段階」ではあくまでデモ、低ロットです。
時間を使って得た知識を、
自らの経験をもって取捨選択し、
練習し、改善し、研ぎ澄ます。
それによって得た”実績”には
低ロットだとしても計り知れない価値があります。
実績というのは
月間〇〇pipsは勝てるようになった、とか
勝率が〇％ある、とか、そういうやつです。
始めは低ロットだとしても
「このやり方ならプラスになる」ということを
自分の実績として、身を持って理解していることこそが
ロットを上げた後の安定したトレードにつながるんです。
実績の大切さは下記の記事でも語っていますのでぜひ参考に。
メンタルを鍛えろ、はウソ⁉ FXトレードの最強メンタルは実績こそがもたらす
自分なりの理論を持って、確かな実績を積む。
ここにたどり着いて初めて「稼ぐ段階」にいくべきです。
ロットを少しずつでも上げていくべきです。
だいぶ記事が進んだのでもう一回さっきの図をどうぞ。
赤い線は資金増減のイメージを表していますが、
こういう推移の仕方が理想ですよね。
「学ぶ段階」では小さい値幅で増えないけど減らないように。
徐々に”負けないトレード”を身に付けていき、
すべての準備が整った後でロットを上げて稼ぎにいく。
ロットが上がることで委縮してしまい
練習通りのトレードができなくなる、なんてこともあり得ますが
トレード技術を身に付けることに比べたら些細な問題です。
トレード手法をより高める、ブラッシュアップする、という視点は必要ですが
「稼ぐ段階」では基本的に学んだことをたんたんと繰り返すのみ。
逆に言うと、たんたんと繰り返すだけで資金が増える状態、
そこに至るまでが「学ぶ段階」というわけです。
さいごに
正直言って「学ぶ段階」は
まったく刺激がないし、面白くありません。
お金は減らないけど増えることもない。
ドキドキしてスリルを味わうこともない。
それでも毎日チャートと向き合わなければいけない
でもそういうもんです。
この退屈な苦労を乗り越えなければいけないんです。
退屈に耐え切れず、面白味を求めてロットを上げても
行く末はFXトレーダーではなく、FXギャンブラーです。
勝つ実力がないのにロットを上げる道理はありません。
負けトレーダーがロットを上げたって、
大負けトレーダーになるだけ。
考えれば当たり前のことですし、
きっと自分自身も頭ではそれを理解している。
でもそんな当たり前の思考すら奪い去るのが
「お金」の怖いところ。
FXで勝てない人が多い理由ですね。
まずは「お金」の支配から逃れたところで、
勝てる自分を作ってから勝ちにいく。
このスタンスがとても大事です。
今回は以上。
この記事を読み、自分を振り返ってハッとした人が
一人でも行動を改めるきっかけになればうれしいです。
後悔する前に言っとく。FXトレードには学ぶ段階と稼ぐ段階がある。ここを混ぜ合わせると上手くいかない。まっすぐにスパッと線引きし、白と黒の境界のように明確に区別することが大事。多くの勝てないトレーダーが拒絶することだけど、取り返しがつくうちに気付いてほしい。
— コウタFX＠3児の父トレーダー (@koutafx) October 2, 2023
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