どうも、こんにちは!FXトレーダーのコウタです。
今回はふと「自分のトレード」を記事にしてみよう、と思いまして。
”トレード”って一口に言っても、エントリーするところだけじゃありません。
どちかというと大事なのはエントリーに至るまでの環境認識だったり、
トレードプランの立て方だったりします。
環境認識→トレードプラン→様子見→様子見→エントリー→決済、という
トレードの一連の流れ、全体像みたいなのが伝わればなあと思ってます。
直近で行った、私のリアルトレードのチャート画像を使ってご覧いただきましょう。
あらかじめ用意しておいた画像、とかじゃなくてリアルのやつです。
トレードの一連の流れを”リアルトレード”から解説
せっかくなので一日の始まりから見ていきましょう!
下のチャートはとりあえず1時間足。
「お、今から上がるのか?」って感じにも見えますが
1時間足だけ見ても”背景”が分からないので、
上位時間足のチャートを見て環境認識をしていきしょう!
私の一日はいつも環境認識から始まります。
環境認識
さ、まずは日足チャートを開いて状況確認&ラインを引いていく作業です。
ざっくり状況を見ると、オレンジのでっかいダブルボトムを形成して上昇。
でも145円からズバッと売られて「緑の波の押し安値」をブレイク。
で、大きなダブルボトムのネックラインでちょっと反発中、
みたいな局面でしょうか。
続いては4時間足。
4時間足を見ると、145円からの下落の勢いが強くて、
ラインを引くためのジグザグが見当たりませんねー。
でも強い下落がネックライン(黄色)で下げ止まり、
ピンクのダブルボトムが完成していることはわかりますね。
こういうところで他のトレーダーの気持ちを考えるのは大事ですよー。
ちょっと売りトレーダーの気持ちを考えてみて下さい。
145円からの急落を売っているトレーダーは、
「押し安値も下抜けた!まだ下がるやろー!いけー!」って思ってたはずです。
でもピンクのダブルボトムが完成したことで、
「あれーここまでなのー?決済した方がいいかなぁー⁉」と撤退を考えていることでしょう。
実際に一部の売りトレーダーが撤退したからこそ
ダブルボトムを完成させる上昇が発生したわけですしね。
ここにさらに、売り勢力の弱気を見た「反転上昇」を狙う買いトレーダーが参入すると
相場はいよいよ上昇し始めることになりそうです。
ただし!
上昇したらしたで、今度は「145円からの下降波に対する戻り売り」も入り始めます。
売られるの?買われるの?結局どっちなの?って思うでしょ。
でも相場ってそういうもんです。売り目線もあれば買い目線もある。
双方の視点に立ってフラットに相場を見通すのが環境認識です。
ま、とりあえず1時間足に戻りましょうか!
1時間足の波のジグとザグ(言い方)にもラインを引いておきます。
波のジグザグは「ここから買おう(売ろう)」とか「ここまで買おう(売ろう)」っていう
”目標”になりますからね。なんらかの”反応”が起こりやすいのです。
波のジグザグ以外にも”反応”が起こりやすいラインがあります。
- 上位ローソク足の高値と安値(月足・週足・日足)
- キリ番
これらに引くラインは「世界中の誰が見ても同じ位置にある」ため、
トレーダーの意識が集まりやすいラインです。
ラインを引いて見るとこんな感じ。
はい、これでライン引きは完成!(パチパチ)
今日はこのチャートをトレードすることになります。
次の作業はトレードするために「トレードプラン」を立てること。
このあとの値動きを具体的にイメージします。
トレードプラン
「シナリオ」って言ったりもしますけどね。
「この辺りでこんな感じになったらエントリーしようかな」ってのを
売り買い双方の視点で考えておくんです。
これを考えずに行き当たりばったりでするトレードはご法度。
「想定した値動きを想定通りに獲る」
「想定できない値動きには手を出さない」
これが勝ち残るトレードの極意ですよー!
ではまず、「買いプラン」を考えてみますか。
”買うこと”を考えるときに大事なのは「売り注文を受けてから買う」ということ。
売り注文があると、値が下がったりレンジになったりします。
で、それでも下がらない時に「売り注文の撤退」が”燃料”になって上昇していくわけです。
買いプランをチャートに書き込むとこんな感じです↓
まず1つは、
売り注文を受けて「サポート」まで下落 → 下がらないことを確認して買う
というプラン。
どのラインがサポートとして機能するかは分かりませんが、
サポート1~3、どこかで「下がらない」ことが確認できれば買ってみたいですね。
もう1つは、
上昇後レジスタンスから売り注文を受けてレンジに → 下がらないことを確認して買う
というプラン。
レジスタンスでのレンジ化は売り注文を受けている証。
レンジを上にブレイクすることで、売り注文の撤退が上昇の燃料になります。
要するに、
①下落後にサポートで買うか、
②上昇後にレジスタンスのブレイクで買うか
買うならこのどちらか、というわけです。
次は「売りプラン」も考えてみましょう!
これです↓
売り注文を考えるならさっきとは逆。
「買い注文を受けてから、上がらないことを確認して売る」です。
1つ目のプランは、
買い注文を受けてレジスタンスまで上昇 → 上がらないことを確認して売る
レジスタンスを超えられなかったり、
レジスタンスに届かなかったりすることで
買いトレーダーたちは「上がらんのかーい」ってなりますよね。
その買い注文の撤退が”燃料”となり下落の波を生むわけです。
もう1つは、
下降後、サポートから買い注文を受けてレンジに → 上がらないことを確認して売る
というプラン。
サポート1~3からの買い注文を受け、
それでも上がらなければ買いトレーダーの”諦め”からくる撤退が”燃料”となり
下落の波を生みます。
まとめると、
①上昇後にレジスタンスで売るか、
②下降後にサポートのブレイクで売るか
売るならこのどちらか、というわけです。
トレードプランって当たっても外れてもどっちでもいいですし、
なんなら途中で修正しても大丈夫です。
イメージ通りの値動きにならなければトレードしなければいいだけのハナシ。
適切なトレードプランは「自然な値動き」が感覚的に身に付いてくると
機械的に考えられるようになってきます。
ま、数をこなすことですね!
ではでは、ここからは短期足チャートで
当日の値動きを振り返っていきましょうか!
当日の値動き
環境認識とトレードプラン立案が終わったあとの15分足チャートです。
トレードプランで考えたように、
とりあえずサポートかレジスタンスに到達するまで、することはありません。
チャートを見てても仕方ないので、
私の場合、こういう時間でブログを書いたりするんですよねー。
(カタカタ…)
「サポート1」は1時間足の波の”前回の高値”と”キリ番139円”があるところです。
前日の上昇に対する「押し目買い」が入ってもおかしくない位置ですね。
でも、この段階では何もできません。
ホントにここから上がるかは分かりませんからね。
引き続きブログでも書いておきましょ。
そうこうしてる間にサポート1で小さなレンジを形成。
レンジを上に抜けて上昇が始まりました。
そろそろ買う?となりそうな場面ですが、
私の場合はまだガマンしました。
なぜかというと、
朝の下落、サポート1までストーンと60PIPSぐらい下がりましたよね?
「その下落に対する戻り売り」がまだ入ってないんですよねー。
”朝の下落に対する戻り売り”っていうと
こういう”水色の波の軌道”や”青の波の軌道”のように
「売り注文を受けて」、それでも下がらなければ買ってみたいなーって思います。
ということで様子見、様子見。
で、やっぱりなという感じで売りが入ってきまして。
売り買いの攻防によってすっかりレンジ化してしまいましたが、
晩ごはん時に徐々に拮抗が崩れ始めます。
いざエントリー!
「あーレンジが崩れるなー」って思ったので赤〇で買い注文ポチ―!
「下落後のサポートから押し目買いを狙う」っていう当初のプランと比べると
かなり上の位置で買うハメになりましたが、
レジスタンス1まで値幅もあるので、まあいっかって感じのエントリーです。
「1時間足の波の押し目買い」なので
とりあえず最高値であるレジスタンス1を抜けていけばいいなーっていうのが希望。
エントリーしちゃったので、あとは食後のコーヒーでも飲みながら見守るのみ。
ちょっと140円の下でモタモタしましたが、
無事にレジスタンス1に到達。
ここで半分だけ決済しました。(ヨッシャー)
第一目標で半分決済して、利益を確保。
残りの半分で利益の最大化を図る!
っていうのが私の常とう手段です。
さらに損切りを建値に移動して、
最悪下がってきても利益が減らないようにセット!
セコいようだけど、実はこういう立ち回りがけっこう大事。
さあ!あとは残り半分でレジスタンス2を目指す!
いけえぇーーーー!!
とかって息巻いてたら全然上がらずに失速(笑)
時間も時間だし、小さな押し目買いが崩れたところで
撤退してしまいました。
決済したところは1回目の利益確定位置とほぼ同じ…。
まぁ、負けたわけじゃないし全然OK!
深夜2時ごろまでホールドしてしまったんで
この日はかなり遅くなってしまいましたね。
NY時間のトレードだと遅くなることは結構あります。
”仕事”ですからね。仕方ないです。頑張りますよー。
とにもかくにも、これが一連のトレードの流れでした。
まとめ
トレードの一連の流れを”リアルトレード”から解説
- 環境認識
- トレードプラン
- 当日の値動き
- いざエントリー!
環境認識からの流れをすべて書いたので
長々としちゃいましたが、
トレードの全体像が伝わったでしょうか?
私からお伝えたいこととしては、
「特別な知識や技術なんて一切使ってないでしょ」ってこと。
やってることはすごくシンプル。
①上位足の波を見て、現在の状況を把握。
↓
②”お決まり”の位置に水平ラインを引いて、
↓
③いつも通りのトレードプランを考える。
↓
④サポートかレジスタンスに到達するのを待つ
↓
⑤到達したらエントリーできる形を待つ
↓
⑥その時がきたらエントリーする
↓
⑦目標到達で決済
まあ言うは易しっ…てね。
以下は各工程の重要なポイント。
①②③で重要なのは、
「値動きのメカニズム」を正確に理解しているかどうか。
④⑤⑥に重要なのは
「待つ」というスキル。そして「何を待っているのか」という自覚。
今後の学習では、そんなことを意識してみてほしいですね!
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