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ファンダvsテクニカルに終止符 | 第3の選択肢「マインドフロー分析」とは

ファンダvsテクニカルに終止符 | 第3の選択肢「マインドフロー分析」とは
パントレ君

ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析って
どっちの方が勝ちやすいの?どちらが重要なの?

そんな風に悩んだこと、ありませんか?

もちろんどちらにも長所と短所があって

一概に「こちら」と決めるものではありませんが

どちらかを選ぶのであれば

私自身は、圧倒的にテクニカル派です

本記事では、ファンダメンタルズ分析と

テクニカル分析の違いを解説しつつ

テクニカル分析のさらに一歩先を考えるための

「マインドフロー分析」という第3のアプローチを紹介します。

どんなスタイルでトレードするとしても

必ず役に立つ、無くてはならない視点なので

ぜひ最後まで記事を読んでみてくださいね。

では、まずはそれぞれの分析手法についてざっくり説明してから、

なぜテクニカル分析が優れているのか

その先にあるマインドフロー分析とはなにかを解説していきましょう。

目次

ファンダメンタルズ分析とは?

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まず、ファンダメンタルズ分析というのは、

経済指標や政策、地政学リスクなどの

「現実世界の状況」を元に相場を予測する方法です。

たとえば、

「アメリカの雇用統計が良かったから、ドルが強くなるはずだ!」

「この国の経済が成長してるから、この通貨は今後上がりそうだ!」

「日米の金利差が拡大するならドル円は上がるはず」

という風に、国の経済状況や政策を読み解くのがファンダメンタルズ分析です。

主要国の金利、雇用、物価という3大要素の推移は

常に世界中から注目されています。

国レベルの金融政策や景気動向が関係するので

長期的な値動きを考える際に有効ですが、

主要な経済指標発表時などは

突発的で短期的な激しい値動きも見られます。

特に注目度の高い代表的な経済指標・イベントは

米国のもので、以下のようなものがあります。

主要経済指標

このような経済指標や、要人発言の内容などから

長期的な値動きを予測するのが一般的です。

テクニカル分析とは?

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一方で、テクニカル分析というのは、

チャート形状を見て過去の値動きを分析し、

それをもとに未来の値動きを予測する方法です。

「トレンドラインがこうだから、ここで買おう」

「このサポートラインを割ったら売りだ!」

という風に、過去の値動き(=チャート)に対して

ラインを引いたり、

値動きの平均や割合を測ったり、

法則を見出しながら未来を予測します。

チャート至上主義、ともいえるスタイルで

各国の政策や経済情勢という

専門的な知識やデータを必要としないので

初心者でもとっつきやすい方法だと言えます。

また、経済や景気などといったあいまいなものではなく

視覚情報を頼りに分析を行うので

思い込みや感情が介入しにくいトレードが可能です。

テクニカル分析が重要な理由

ファンダvsテクニカルに終止符 | 第3の選択肢「マインドフロー分析」とは

さて、ここからが本題です。

なぜテクニカル分析の方が重要なのか?

その理由は、ファンダメンタルズ分析の

分析手法としての限界にあります。

1. どこまで織り込まれているか判断できない

ファンダメンタルズ分析に基づくトレードは、

「景気が良ければ価格が上がる」という風に

現実の経済がそのまま相場に反映されることを前提にしています。

でも、これがなかなかその通りにならないことが多いんです。

たとえば、米国の景気がよくたって

ドルが下がることはあります。

え?おかしくね?と思うかもしれませんが、

市場はすでに現状を「織り込んでいる」可能性があるんですね。

どんな経済指標がどのような数値であったとしても

みんながあらかじめ分かりきっている結果なのであれば、

新しい値動きの波はやってきません。

このような「市場がどこまで織り込み済みなのか」というのは

事前に推し量るすべはなく、正確に把握するのはムリなんです。

2. テクニカルの影響を受ける

ファンダメンタルズの要因は、

短期的に相場に大きな影響を与えることがありますが、

その影響は一時的であることも多いです。

大きく動いたかと思ったら、

すぐに元の価格に戻ったりするんですよ。

アメリカの雇用統計が発表されてドルが急上昇したとしても、

そこに注目度の高いラインなどがあれば

その上昇はあっさりと抑えられてしまいます。

雇用統計の数値が「やや良し」程度だったとしても

テクニカル的に上昇しやすい環境であれば

数値以上の上昇につながることもあります。

有名な相場格言に

『相場はファンダメンタルズで動いてテクニカルで止まる』

というものがありますが

まさにその通りの現象は頻繁に起こります。

ファンダメンタルズ単体では

実用レベルの予測することはできないのです。

以上のことからわかるとおり、

ファンダメンタルズ分析単体で相場の予測をすることは困難で、

結局はテクニカル分析が必要になります。

ファンダメンタルズに起因するどんな値動きも

大きく見ればすべてテクニカルにる値動きに包括されているんです。

これがテクニカルの方が重要だ、という理由なんですが

理想は、テクニカル分析がメインで

それを活かす形でファンダメンタルズ分析をサブ的に使うこと

だと言えるでしょう。

ファンダとテクニカルの割合

第3のアプローチ『マインドフロー分析』

さて、テクニカル分析の一歩先を行く第3の選択肢として、

私が提案するのがマインドフロー分析です。

テクニカル分析を踏まえたうえで

その一歩先を考える、というイメージでしょうか。

簡単に言うと、

市場参加者たちの心理や感情に着目する方法なんです。

え?トレードに心理なんて関係あるの?

って思うかもしれませんが、めちゃくちゃ重要です!

トレーダーたちの行動は、彼らが何を考え、

どう感じているかに大きく左右されます。

みんなが「不安だ」「ここは危険だ」と感じているとき、

彼らの行動もそれに従って逃げ腰になりますし、

逆に「いける!」と思えば一気に注文に走ります。

市場は結局、人間の心理が集団で反映されたものです。

トレーダーの感情の流れ=マインドフロー

を理解することができれば、

その波にうまく乗っていけるというわけです。

マインドフロー分析の基本的なポイント

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「マインドフロー分析」の具体的なポイントをいくつか説明していきます。

1. 大衆心理を読む

トレードは、まさに「みんながどう動くか」を予測するゲームです。

相場参加者の大多数がどう感じているかを知れば、

相場の流れを予測しやすくなります。

「ここまで下がれば買いたいだろうな」

「ここまで上がれば利確するだろうな」

「ここを抜ければ逃げ出さざるを得ないだろうな」

という具合に、

自分がどう思うか、ではなく

常に大衆の立場で値動きをとらえる必要があります。

テクニカル的なポイント(価格やライン)での

大衆心理に注目します。

2. 動き出しの予兆を見逃さない

相場が大きく動き出すとき、

そこでは「注文の集中」が起こっています。

多くのトレーダーが新たに買い注文を入れる

売り注文をもったトレーダーが決済注文を入れる

これらの注文が重なるからこそ価格は大きく上昇します。

トレーダーが注文をするとき、

その背景には必ずトレーダーの心理があるはずですよね。

そして「心理が偏る瞬間」には予兆があります。

トレーダー心理が偏る瞬間

テクニカル的なポイントで

値が動き出す予兆を捉えられれば

トレードの成功率は格段に上がります。

3. 心理が読みにくいこともある

大衆心理を考える、といっても

いつでもどこでも大衆の心理が一致するわけではありません。

買いたいトレーダーと売りたいトレーダーが入り混じれば

相場は方向感を失っていきます。

経済指標などの突発的なファンダメンタルズ要因があれば

激しく乱高下することもあるでしょう。

そういう大衆心理を読みにくいところはひんぱんに現れますが

そんな時はどうするのがいいのか?

答えは、なにもしない、です。

心理が読みにくい時にわざわざトレードすることはありません。

心理の集中が起こりにくいということは

注文しても値が伸びない、ということでもあります。

よくわからないところで無駄な負けを重ねず

わかりやすい、伸びやすいところでがっつり稼ぐ。

マインドフロー分析で利益をあげるにはそれが大事です。

まとめ

ファンダメンタルズ分析、テクニカル分析に続いて

マインドフロー分析というスタイルをご紹介しました。

3つの中から一つを選ぶ、というわけではなく

それぞれの長所と短所を把握し、組み合わせる

というのが実用的な考え方です。

私の場合は、

テクニカル分析をメインに据えて

それをマインドフロー分析として昇華させ

ファンダメンタルズ分析はサブとして活用。

ですが、その形式に必ずしもこだわらず

人によってスタイルに違いはあると思うので

本記事を参考に、自分のオリジナルスタイルを完成させてみてくださいね。

それではまた。

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この記事を書いた人

500万円の損失を抱える負け組トレーダーから試行錯誤を繰り返し王道のトレード手法を確立。勝てるトレーダーへと転身することに成功し、現在は専業FXトレーダーとして安定的な収入と、自由な時間を満喫中です。

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