やあ!FXプロトレーダーのコウタだ。
このブログでは、
ボロボロの負けトレーダーから専業トレーダーにまで至った経験を活かして、
FXトレードで勝てない人の手助けとなる情報を発信している。
今回は、「やってはいけないエントリー」について話そう。
FXトレードの厄介なところとして
「正しくないトレード」をしたとしても”勝ってしまう”
ということが挙げられる。
どんなトンチンカンな相場観でも、
意味不明なトレード手法を用いても、
極端な話、目をつむっていたとしても、
利益を得られる可能性があるのがFXトレードだ。
しかし、だからこそ
トレードで勝った=このエントリーは正しい
こういう勘違いが起こりやすいわけだ。
しかし、「正しくないエントリー」で
勝ち続けることができるほどトレードの世界は甘くはない。
実際に多くの”勝てないトレーダー”が
根拠の薄い「やってはいけないエントリー」を繰り返し
勝ったり負けたりを延々と続けている。
本記事では、勝てないトレーダーがやりがちなやってはいけないエントリーを
パターン別に紹介する。
本記事を最後まで読み、心当たりがあるならすぐに改善してほしい。
1. 短期足だけを見てエントリー
さっそくだが、以下のドル円5分足チャートを見て
「買えるかどうか」を考えてみてほしい。

いろんな考えはあるかと思うが
私流の模範解答は、「このチャートだけでは判断できない」だ。
チャートは1分足や5分足だけで動いているわけではない。
1時間足、4時間足、日足といった上位足の流れや壁が、短期足の値動きに大きな影響を与えている。
短期足だけで判断すれば、上位足の大きな流れに逆らってしまったり
気付かないうちに強い抵抗に向かってエントリーしてしまう危険がある。
価格が上位足の影響を受けるのが確定事項なら、
それを考慮しないトレードにはなんの価値もない。
逆に、この5分足チャートだけを見せられて
「これだけでわかるわけないやん」
と思えたなら、健全なスタンスが身についていると言えるだろう。
もしキミが、1分足・5分足・15分足ばかり見てトレードしているなら
少なくとも1時間足・4時間足・日足を見て必ず環境認識を行うこと。
どこで価格が買われやすく、どこで売られやすいのか
を把握した上で短期足を活用するのが正しい流れだ。
環境認識については以下記事でも詳しく解説している。
FXの環境認識って結局なにが正しいの?本質とやり方を教えます
2. ラインタッチでエントリー
水平ラインはトレードにおいて非常に重要な指標だ。
多くのトレーダーが意識している場所であれば、そこで価格が反応することも多い。

しかし、「”どのように”反応するか」までを先読みすることは至難の業だ。
だからこそ「タッチしてからすぐエントリー」は時期尚早すぎる。
ラインに触れて、即反発することもあれば、一度突き抜けてからになることもある。
”反応”はしても”反発”には至らないかもしれないし
そもそも反応すらせず強く突き抜けることもあるだろう。
必要なのは、「ラインでの攻防の決着を確認すること」だ。
ラインに期待するのは「反発」ではなく、売りと買いの衝突と攻防だ。
そして、その結果を見て、乗るかどうかを見極めるべきなのだ。
キリ番だから
50%ラインまで戻ってきたから
ここから上がりそう、下がりそう
”トレンド+これだけ”を理由にエントリーしてはいないか?
それで仮に勝ったとして、「これでいい」と思ってしまっていないか?
こういうところに次のステージへ進むヒントがあるかもしれない。
3. レジサポラインの中間でエントリー
トレードにふさわしい値動きは「注文の集中」によって起こる。
サポートラインやレジスタンスラインは、売買注文が集中しやすい「戦場」だ。
しかし、そのちょうど中間には特に注文が集中する理由がない。
5分足の値動きから「動きそう」という直感だけで入っても、
そこが1時間足のレジスタンスとサポートの中間なであるなら
”1時間足レベルの伸び”は起こらず、レンジ化・乱高下に巻き込まれる可能性が高い。
下図のような状況はその代表例だ。

トレードは「ラインからラインまで」を狙うのが基本だ。
根拠のあるラインを起点にしなければ、値動きには”エネルギー”が不足し、思うようには伸びない。
「レジサポ間の中途半端な位置でのエントリーになっていないか?」
「ラインにぶつかりにいくようなエントリーしていないか?」
「ラインに引き付けてエントリーできているか?」 は要チェックだ。
以下記事ではもっと掘り下げた解説をしている。
価格はラインからラインへと動く|値動きの大原則を用いた常勝トレード法
値が伸びるメカニズムは?
値が伸びないときは何が起こっている?
同じような局面でも、伸びるときと伸びないときの違いは?
こういうことを言語化できるぐらいに理解することで
少しずつ未来の値動きを想定できるようになってくるはずだ。
4. 伸びきったところでエントリー
強い上昇や下落の末端で「まだいける」と思って飛び乗るのは、ほとんどの場合リスクが高い。
なぜなら、値動きの先端では新規に注文をしたいトレーダーが減るからだ。

注文が集まらなければ、価格はそのまま勢いを失って反転する。
トレードの鉄則は売られてから買うこと、買われてから売ることだ。
逆張り的な考えを推奨しているのではなく、
「反対方向の注文決済が燃料となって伸びる」ことを理解してほしい。
先端での期待感だけのエントリーは、勝率もリスクリワードも悪化させる。
長期足においても、短期足においても
現在値が「伸びきったところではないか?」を常に意識してほしい。
真に狙うべきは、”動いたあと”ではなく”動き始める瞬間”だ。
この2つを実戦で見極めることは簡単ではないが
値動きの仕組みを理解すれば
値が動き始める予兆を捉えることができるようになる。
以下の記事も参考にしてみてほしい。
【もしかしてこれが聖杯?】プロトレーダーが値動きのメカニズムを解説します
5. 感情のままにエントリー
「さっき負けたから取り返したい」
「とにかく今すぐ入りたい」
「スリルを味わいたい」
こうした感情主導のエントリーは、勝率だけでなくメンタルの安定も破壊する。
一度冷静さを失えば、損切りも伸ばす判断もできなくなり、負けを加速させるだけだ。
「わかってはいるけどやめられない」
それもわかる。
誰もが最初は感情のままに動いてしまう。
が、そこは硬い意志をもって自制するしかない。
そこから抜け出し、合理性を求めることがトレーダーとしての出発点だ。
「勝ち方」が分かってくれば、
無根拠な感情エントリーがいかにバカバカしいかわかってくるはずだ。
トレードに限った話ではないが、
なにごとにも、冷静さや脱力こそが良い結果をもたらすのだ。
正しいエントリーの基本
ダメなエントリーに心当たりはあったか?
もしそうなら、今この瞬間が改善するチャンスだ。
正しいエントリーの姿とは、悪いエントリーを排除した先にある。
改めて、以下にチェックポイントを挙げよう。
- 1時間足・4時間足・日足を見て環境を把握しているか?
- ラインでの攻防の決着に従ったエントリーか?
- 「ラインから」「ラインまで」を狙ったトレードになっているか?
- 現在値が「伸びきったところ」ではないか?
- 感情主導のエントリーになっていないか?
これらをクリアしたエントリーこそが「正しいエントリー」だ。
ロボットのように守るだけで、不要な負けは大きく減る。
もっとも、「正しいエントリーのチャンス」はそう多くない。
1時間足レベルの値動きを狙うデイトレードなら
1日に1度チャンスがあるくらいだと思った方がいい。
少ない…と思うかもしれないが、
1日にたった1回のチャンスに乗るために
学び、備え、一球入魂するのがデイトレーダーの正しい姿であり
この姿勢も、重要な「エントリー」の要素だ。
ぜひ参考にしてもらいたい。
まとめ
本記事で挙げた5つの悪いエントリー。
ギクっとした人も多いはずだ。
しかし、これらを続けている限り、正しく勝てるようにはならない。
どんな負けトレーダーでも、勝率50%はある。
つまり2回に1回は、少なからず利益を得られるわけだが
これこそが泥沼にはまっていく原因だ。
もしもトレードが「正しい方法をとらなければ1回も勝てない」のだとしたら
誰もが自身の間違いに気づき、改善し、成長を実感することができる。
だが現実は違う。
根拠の薄い勝ちを重ね、「これでいいのかも」という勘違いを生み、成長を止める。
本記事での「ダメなエントリー」は、
そうならないためのチェックポイントだと思ってほしい。
そして、自分に心当たりがあるなら、今日からすぐに改善に動いてほしい。
難しく考えなくてもいい。
強い心でやめると決め、それを実行するだけだ。
その一歩が、未来の安定した利益を作る。
分からないことや、個別のケースについても
コメントをもらえれば回答する。
キミのトレード上達を願う。
それではまた。

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