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「最大レバレッジ=実効レバレッジ」ではない!FXトレーダーの勘違いを完全解説!

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「最大レバレッジ=実効レバレッジ」ではない!FXトレーダーの勘違いを完全解説!

やあ!プロFXトレーダーのコウタだ。

今回は「レバレッジに関する勘違い」について話そう。

キミはレバレッジを正しく理解しているか?

よくトレードをしている人に

「普段どれくらいのレバレッジでトレードしているのか」を尋ねると

・25倍だけど

・海外口座だから200倍なんだ

と、『的外れ』な返答をもらうことがある。

何が的外れなのかわからないキミ!

ぜひ記事を最後まで読んで、正しい知識を身につけてくれ。

目次

■ レバレッジには、2つの“まったく異なる”概念がある

FXをやっていれば、必ず目にする「レバレッジ」という言葉。

だが、多くのトレーダーが、その言葉に2つの意味があることに気づいていない

  • 最大レバレッジ
  • 実効レバレッジ

この2つは似て非なるものだ。

性質も目的もまったく違う。

一緒にされることが多いが、それは危険な混同だ。

だからこそ、まずはそれぞれの正体を明確にしておこう。


■ 最大レバレッジ:業者が定める「取引条件」

最大レバレッジとは、FX業者が決めた取引ルールのひとつ

「10000ドルの取引をするなら、最低いくら預ければいいのか?」

それを定めている。

たとえば——

1ドル=150円のとき

10000ドルを買いたければ150万円必要になる。

だが、150万円もの大金はホイホイと出せるものではない。

そこで登場するのがFX業者だ。

国内のFX業者の最大レバレッジは25倍。

これは「取引額の1/25を証拠金として預ければ取引してくれていい」という意味だ。

1ドル=150円のとき、10000ドル=150万円。

それに対してFX業者が設定するレバレッジが25倍なら、

150万円  ÷ 25 =  6万円

君は、6万円をFX業者に預けておくだけで、

その25倍に相当する金額(10000ドル)の取引ができる。

このように一定の担保を預かることで高額な取引を仲介してくれるのがFX業者だ。

要するに「25倍」という数字は、

FX業者が証拠金の金額を決めるために設けたルールにすぎず

それ以上でも以下でもない。


■ 実効レバレッジ:君が実際に負っているリスク

では、実効レバレッジとは何か。

それは、今、君自身が負っているリスクを数値として表したものだ。

実効レバレッジ = ポジションの総額 ÷ 証拠金残高

これが算定式となるが、具体例で考えよう。


▪ 資金10万円で、4万ドル(=600万円)の取引をした場合:

600万円 ÷ 10万円 = 実効レバレッジ60倍

これは非常に危険だ。

ほんの数十pipsの逆行で、証拠金のほとんどを失う可能性がある。


▪ 同じ10万円で、1万ドル(=150万円)を取引した場合:

150万円 ÷ 10万円 = 実効レバレッジ15倍

ロスカットまで少し余裕があるかもしれないが、

相場のボラティリティや保有期間によっては十分すぎるリスクだともいえる。


▪ 10万円で5,000ドル(=75万円)なら:

75万円 ÷ 10万円 = 実効レバレッジ7.5倍

ある程度の余裕を持ちながら、攻めることもできる。

このあたりが“実用的で現実的な水準”と言えるかもしれない。


■ 最大と実効は「まったく別物」だ

■ 最大と実効は「まったく別物」だ

最大レバレッジと実効レバレッジは、そもそも役割が違う

  • 最大レバレッジ:業者が設定した、証拠金に関する条件
  • 実効レバレッジ:君自身のポジション管理とリスクの度合い

同じ「レバレッジ」だが、決して混同してはいけない。

海外口座などで最大レバレッジが高いほど

保有できるポジションは多いことになる。

「それがいい」

「だから危険なんだ」

様々な意見もあることだろう。

しかし、最大レバレッジが高かろうが低かろうが、

「実際にどれだけの資金を投入するか」はキミ自身の問題だ。


■ スピードとリスクの例えで考えよう

  • 最大レバレッジは、法律上の制限速度。
  • 実効レバレッジは、今君がアクセルをどれだけ踏んでいるか。

制限速度が100kmでも、

実際に君が100kmで走っていれば、それは“限界”だ。

雨が降り、カーブがきつくなれば、その速度では耐えられないかもしれない。

同じように、相場が荒れたとき、高すぎる実効レバレッジでは一発で退場になる。


■ 実効レバレッジを管理せよ

自分が今、どれくらいの実効レバレッジでトレードしているか?

それを常に意識してほしい。

  • リスクをコントロールするために
  • 資金を守るために
  • トレードを続けていくために

実効レバレッジは、ただの数式ではない。

君の生存率そのものだ。


■ 最後に

「自分はレバレッジ25倍で取引している」

「海外口座はハイレバだから危険」

そんな誤解は、今日ここで終わりにしよう。

最大レバレッジと実効レバレッジは、似ているようでまったくの別物。

見るべきは最大の数値ではない。

今、自分がどれだけのリスクを取っているか——実効レバレッジを直視すること。

それが、トレーダーとして生き残るための第一歩だ。

可能ならば、今、

「自分はレバレッジ何倍でトレードをしているのか」を把握してほしい。

キミの健全で堅実なトレード生活を祈る。

それではまた。

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この記事を書いた人

500万円の損失を抱える負け組トレーダーから試行錯誤を繰り返し王道のトレード手法を確立。勝てるトレーダーへと転身することに成功し、現在は専業FXトレーダーとして安定的な収入と、自由な時間を満喫中です。

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