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その手法、大丈夫? “安全装置”のないトレード手法の末路

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どうも!FX専業トレーダーのコウタです。

 

本ブログは、ボロボロの負けトレーダーから逆転を果たし

専業トレーダーとなった自身の経験を活かし、

初心者トレーダーや勝てないトレーダーに有益な情報を発信するためのブログです。

 

今回は、『トレード手法の必要条件』について。

 

トレードは勝てば官軍。

勝てるなら何をしてもいい。

 

重要なのは「負け方」なのです…

 

正しく負けられる手法。

そのための最低限の考え方をお伝えします。

 

目次

“安全装置”のないトレード手法

 

先日、スクールの生徒さん向けにZOOM相談会を実施したんですが

その中のおひとりから、以前通っていたというFX塾のお話を伺いました。

 

そこで教わっていたトレード手法について。

詳しいロジックを聞いたわけではないんですが、

お伺いした部分だけだとこんな感じ。

 

  • 上位足のレジスタンスやサポートで逆張り
  • +10pips程度で利益確定
  • 損切りは禁止

 

そ、損切りをしないとはなかなか…。

 

ですが、トレード手法なんてトレーダーによって様々。

 

それぞれがそれぞれの環境で学び、経験を積んで

それぞれのスタイルに合った形に進化を遂げるものです。

 

なので「勝ち方」は十人十色。

世の中には勝ちトレーダーの数だけ手法があると言えます。

 

要するに勝てるトレード手法に正解なんてなくて

むしろ勝てるならなんでもいいわけです。

 

ですが、大前提として気をつけたいことがあります。

それは、想定外の値動きに対応していること

 

FXでは世界中の出来事が値動きに反映します。

 

  • 2008年リーマンショック
  • 2015年スイスフランショック
  • 大規模な自然災害
  • ロシアVSウクライナのような戦争
  • アメリカの大統領選挙

 

良いニュース、悪いニュースに関わらず

大きな出来事があれば

為替相場に重大な影響をもたらしますよね。

 

また昨年(2022年)のドル円のように、

日米の金利差が背景となり1年で38円も上昇するという、

ある意味”異常”な値動きも起こり得ます。

 

2022年、113円台で相場が始まった時に

誰が10か月で151円までの上昇を予想できたでしょうか?

 

こういう、予想だにできない”大いなる力”の前には

どんなに優れたテクニカル分析も高勝率な手法も

等しく無力なのです。

 

だからこそ!どんなトレード手法にも

想定外の値動きに対する安全装置が必要です。

 

どんなに高勝率な手法で利益を上げ続けても

数年に1回の「想定外」で吹き飛んでしまうなら

何の意味もないですよね…。

 

”勝つ”ではなく”勝ち続ける”

 

実際、塾の話をしてくれた生徒さんは

2022年のドル円の上昇時にショートし、

(手法のルール上ショートしかできなかったみたい…)

2000pipsの損切りに見舞われたそうです。

 

1トレードの利益が10pips程度にも関わらず

1度の損切りが2000pips

 

単純に200回分の勝ちトレードと

そこに費やした時間が水の泡になっているわけです。

 

「今」を懸命に生きる私たちにとっては

つい忘れてしまいがちなことですが

FXトレードって勝ち続ける必要があるんですよ。

 

1年、2年、3年、

5年、10年、20年…

 

長く続く人生の中で

生涯収支プラスを維持すること。

これが勝ちトレーダーの条件です。

 

3年間で資産を増やし続けても

4年目で資産を失えば負けトレーダーなんです。

 

10年間、資産を増やし続けても

11年目で資産を失えば負けトレーダーなんです。

 

もちろん私も含めてですが

世にいる勝ちトレーダーたちは

転落すればそれまでの苦労が水泡に帰す

“暫定”勝ちトレーダーなんです。

 

だからこそ損切りや資金管理が重要なんですよね。

 

私は損切りをしないことはありませんし

FX口座には常に一定額しか入金していません。

 

最悪の事態を回避するためであり、

これがわたしの「安全装置」です。

 

海外FX業者を使えばゼロカットシステムというものがありますが

これも優秀な安全装置ですよね。

 

ゼロカットシステムとは

相場価格の急変動で強制ロスカットが間に合わず

口座残高がマイナスになってしまった場合に、

そのマイナス分をFX業者が補填するシステム

 

海外FX wikiの調査によると、以下のような結果が出ています。

【年代別:FX生涯収支で勝っている人の割合】

  • 10代:42.9%
  • 20代:31.1%
  • 30代:23.7%
  • 40代:17.4%
  • 50代:19.3%

引用元:海外FX wiki 

 

年代が上がるほど生涯収支での勝率が

下がっていっているということがわかります。

(50代では少し上がっていますが)

 

つまり、短期間で勝つことはそこまで難しくないものの

「勝ち続けると」なると、とたんに難易度が上がるということです。

 

これはあくまで私の体感ですが、

これまでやってきた感じだと、10年20年と勝ち続けているトレーダーは

おそらく全体の5%、もしくはそれ以下だと感じています。

 

FXトレードはゴールの無いマラソンのようなもの。

止まらず、戻らず、進み続けなければいけません。

 

道半ばで膝をつくことがないように

トレード手法には「安全装置」が不可欠なんです。

 

まとめ

 

さて、あなたの手法はいかがでしょうか?

 

あなた自身に今はまだ明確な手法がなくても

「損切りしなければいいのでは…」という考えが

頭をよぎったことはありませんか?

 

これから学ぼうとしている手法、

参考にしているトレーダーの手法、

購入した商材に載っている手法は大丈夫ですか?

 

SNSで見かける「70連勝中の手法」

信用してないですか?

損切りしなければそりゃ連勝は伸びますからね!

 

せっかく学ぶなら学ぶ価値のある手法を選びたいものです。

 

これを機に、「安全装置」の存在とその重要性を確認し、

今一度トレード手法を見つめ直してくださいね。

 

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この記事を書いた人

500万円の損失を抱える負け組トレーダーから試行錯誤を繰り返し王道のトレード手法を確立。勝てるトレーダーへと転身することに成功し、現在は専業FXトレーダーとして安定的な収入と、自由な時間を満喫中です。

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