こんにちは!
FX専業トレーダーの森川コウタです。
唐突になによ、と思うかもしれませんが
私、実は「将棋」が趣味なんです。
子どものころ好きだったんですが、
大人になってから改めてその面白さに目覚め、
(藤井聡太さんに影響されたミーハーです笑)
将棋を指すのも
プロの棋戦を見るのも大好きなんです。
今回はすごい個人的な趣味の話をしてしまうんですが
将棋にはFXに通じるところもあるのです!(無理やり)
なのでまずは将棋の話。(問答無用)
子どものころは知らなかったんですけど
将棋って「戦型」っていうのがあるんですよ。
フォーメーションというか。
何百年もの時間をかけて
「この形でこう戦うと勝ちやすい」とか
「この形でこられたらこの形でいく」みたいなことを
その時代時代の棋士たちが研究して現代につながっているんですね。
いやあ、本当に奥が深いんです。
で、まず攻撃の型と守備の型があります。
攻撃の戦型は大きく分けると
「居飛車」と「振り飛車」の2種類なんですが
その中でさらに何個も枝分かれしていきます。
- 相掛かり
- 角換わり
- 横歩取り
- 棒銀
- 早繰り銀
- 腰掛銀
- 袖飛車
- 右四間飛車
- 中飛車
- 四間飛車
- 三間飛車
- 向かい飛車
……
みたいな感じで無数にあります。
- 鬼殺し
- 超急戦
- 筋違い角
っていう「奇襲戦法」みたいなのもある。
守備の型もたくさん。
- 矢倉囲い
- 菊水矢倉
- 美濃囲い
- 高美濃囲い
- 雁木囲い
- 角銀雁木
- 穴熊
- 蟹囲い
- 舟囲い
- 金無双
- 銀冠
- 端玉銀冠
- ミレニアム囲い
- エルモ囲い
……
こっちも無数にあります。
- トラック囲い
- いちご囲い
- チョコレード囲い
みたいな変な名前の型もあります。
これら攻撃と守備の型を駆使して戦うのが将棋なんです。
基本的に「どれが強い」「どれが弱い」とかはなく
それぞれにメリットとデメリットがある感じ。
得意な戦型は棋士によって様々。
大体の棋士はいくつかの戦法を相手や状況によって使い分けている感じ。
ちなみに現代(歴代?)の最強棋士である藤井聡太さんは
攻撃の得意型が「角換わり」で
守備の得意型は「居玉(イギョク・玉を初期位置から動かさない)」という
王様を囲わないノーガード戦法だったりもします。
(マジで強い)
私はというともっぱら
「四間飛車」+「美濃囲い」でしょうか。
四間飛車の中にも「〇〇四間飛車」とか「〇〇型」とかいう
細かい分類があるんですが
一つずつ勉強して鍛えていっている感じです。
三間飛車とかにも手を出しつつあります。
将棋連盟が認定している
「将棋ウォーズ」っていう将棋のオンライン対戦アプリがあるんですが、
そのアプリでの棋力が現在2級。
1級⇒初段 というのを目標に頑張っているんです。
で、どうやって将棋が強くなっていくのかというと
プロはじめ、強い人が口を揃えて言うのはいつも同じ。
「得意な戦法を決めてつきつめること」
「定石、手筋を覚えること」
「詰将棋をひたすら解くこと」
私の場合は「四間飛車」ですが、
なんでもいいのでとにかく一つ決める。
定石っていうのは
「こうなったらこう、こうなったらこう…」っていう
戦法ごとに研究された進行のこと。
手筋は、もっと部分的な有効手のことで
「小技」「テクニック」っていう感じ。
詰将棋は、決められた手数で「詰み」までの手順を解く
パズル感覚のもの、という感じでしょうか。
私はというと、
隙間時間を利用して、まさにこれらを実践し、
その結果、1年ほどで30級から2級まで上がってこられたわけです。
はい、将棋に興味のない方、すみませんでした。
ここから軌道修正していきます笑
将棋とFXの共通点
でね。
この将棋が強くなるプロセスが
「FXと完全に同じやん!」って思うわけですよ。
「得意な戦法を決めてつきつめること」
「定石、手筋を覚えること」
「詰将棋をひたすら解くこと」
FXの場合、「戦法」のところに何が当てはまるでしょうね?
私の場合は「マルチタイムフレーム分析」ですかね。
別にここは何だっていいんです。
- ダウ理論
- エリオット波動
- グランビルの法則
とか、インジケータでもいいですよね。
- 移動平均線
- ボリンジャーバンド
- 一目均衡
ラインとかツールとかでもいいかな。
- トレンドライン
- チャネルライン
- フィボナッチリトレースメント
テクニカルじゃなくファンダメンタルズでいくってのも
そういう意味では選択肢の1つかも。
とにかく「これでいく」とか
「この組み合わせでいく」「この方針でいく」ってのを1つ決める。
そしてそれを貫く。
なんでもかんでもはダメってことです。
プロ棋士だって同じですよ。
棋士によって得意戦法は多種多様ですが
なんでもかんでも使いこなせる棋士は存在しません。
それでも全員が「プロ」です。
全員が化け物級に、とんでもなく強いんです。
(その中で最強の藤井聡太先生はまじでヤバイ)
で、「定石」「手筋」を覚える。
「こうなったらこうなる」
「この時はこうする」
っていうお決まりのパターンってことです。
押し目買い・戻り売りとか
ダブルトップ・ダブルボトムとか
もはや完全に「定石」ですよね。
「得意戦法」「定石」「手筋」
この辺りを明確にしていけば
あなたがトレードでやるべきことって大体決まってきますよね。
それでも「相場は生き物」ですから
すべての値動きをパターン化することはできないので、
その場その場でチャートを読み解く力もいるし
流れを把握するための「相場観」も「応用力」も必要。
で、やっぱりそのためには
普段から過去チャートや検証ソフトで「反復練習」しておくことです。
何か一つを突き詰める
FXに「詰将棋」はないですが、
過去チャートや検証ソフトを使えば
「大事な局面」を何度も何度も振り返ることはできます。
将棋でもFXでも、
同じことを繰り返し繰り返し、
頭で、目で、体で、五感で、習得していくことが大事なのです。
将棋とFXの上達までの共通点、伝わりました?
将棋好きがあいまって
無理やり将棋で例えた感は否めませんが
見当外れってこともないはず。
私の肌感覚ですが、
「1つに絞れない」という人は圧倒的に多いです。
なんでもかんでも覚えて、トレードに取り入れる。
それでは全体が中途半端になり、
不要な知識が不要な場面で顔を出し、
あなたを迷わせる原因になるだけ。
別になんだっていいんです。
何を選ぶかは重要じゃない。
何を選んだとしても、絶対に「初段」はとれますよ。
「最強-藤井聡太」を目指す必要はないんです。
FXで勝つためにはド素人も含めて、
上位10%に入るだけでいいんですから。
「何か一つ」を誰にも負けないくらい突き詰める。
これが勝ちトレーダーへの最短ルートです。
あ、定石・手筋の習得と
詰将棋(普段の反復練習)は欠かさないように!
私も頑張って「四間飛車」で1級目指しますので笑
今回はここまでにしときましょう。
半分趣味の話なのに最後までお読みいただき感謝です。
ではまた。
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