どうもこんにちは!専業FXトレーダーの森川コウタです。
本記事では「チャートパターン」について解説しています。
- チャートの形でトレードできたら分かりやすいけど…
- チャートパターンだけで勝てるの?
- 勝てるチャートパターンを知りたい
- チャートパターンを見てもうまく勝てない
チャートパターンについて、
そんな風に思っている方は多いのではないでしょうか。
そこで今回は、
「使えるチャートパターン5選」とともに、
チャートパターンを見ても勝てない3つの理由
チャートパターンを使いこなす方法、をご紹介します。
この記事を最後まで読むことで、以下のメリットが得られます。
- 使えるチャートパターンが分かる
- チャートパターンの本質が分かる
- チャートパターンを使って勝てるようになる
- トレードが怖くなくなる
このブログは、無残な負けトレーダーだった私が
月収200万円の専業トレーダーに至るまでの経験を活かして、
思うように成果を残せない方に向けて
FXトレードに関する様々な情報を発信しています。
今回の「チャートパターン」を使ったトレードは
私自身もトレードで多用しているものです。
ぜひ最後まで読んで、
稼げるトレーダーに少しでも近づいてください!
実戦で使えるチャートパターン5選
「チャートパターン」とはチャートの”よくある形・動き”に名前をつけたもの。
マイナーなものまで数え始めるとかなりの種類があると思います。
でも考えてみて下さい。
チャートが大きく動きだすのは”注文が集まるから”です。
「あ、このパターンね」
そんな風に世界中で認知されているからこそ
注文が集まり、実際に「チャートパターン」が出来上がっていくんです。
つまりマイナーなものなんて論外。
有名でシンプルな値動きであればあるほど実践で使える、ということになります。
ということで、おすすめのチャートパターン5選を紹介します。
①押し目買い・戻り売り
おすすめのチャートパターン、圧倒的1位は
「押し目買い・戻り売り」です。
え、それって「チャートパターン」なの…?
そう思う方も中にはいるかもしれません。
正式(?)にどうなのかは分かりませんが、
”有名な値動きに名前を付けたもの”と考えると
これ以上に有名なものはないでしょう。
ちなみにこんな値動きです。
シンプルで世界中のトレーダーが認知する値動き。
こんなに使いやすいものはありません。
FXの値動きでは基本中の基本。
”押し目買い・戻り売りを制するものはFXを制す”
と言っても過言ではありません。
②押し目買い崩れ・戻り売り崩れ
「崩れ」ってなんだ?
そう思う人も多いでしょう。
例えば、押し目買いされそうだったのに「上がらなかった」
そうなると”押し目買い狙いの注文”の損切りにより
価格は”崩れ”、下降していくことになります。
チャートパターンの”崩れ”も立派なチャートパターン。
こんな値動きです。
「そうなるはずがならなかった」
そんな時ほど価格は大きく動きます。
③ダブルトップ・ダブルボトム
ダブルトップ・ダブルボトムも世界で認知される
王道のチャートパターンです。
「波の反転時」に出現するチャートパターンですね。
こんなやつです。
上昇の勢いが失速し、
押し目買いによる高値更新に”失敗”した結果、
ダブルトップになります。
ダブルボトムはその逆です。
出現頻度が高く、めちゃめちゃ使えるチャートパターンです。
④ダブルトップ崩れ・ダブルボトム崩れ
”押し目買い崩れ・戻り売り崩れ”と同様に、
ダブルトップ・ダブルボトムにも”崩れ”はあります。
「ダブルトップになりそうでならなかった」
「ダブルボトムになりそうでならなかった」
そんな時のチャートパターンです。
ダブルトップを意識した売り注文が、
”崩れ”によって撤退することで価格が上昇します。
ダブルボトム崩れはその逆です。
ダブルトップ・ダブルボトムに注文が”溜まって”いるほど
崩れたときの値動きが強くなります。
短時間で大きな値幅を狙いやすいチャートパターンです。
⑤レンジ・レンジブレイク
”レンジ・レンジブレイク”は聞いたことがあるでしょう。
これも”チャートパターン”の1種類として
解説されることはあまりないと思いますが、
やはり「認知のされ方」を考えると
同列に考えるべきだと私は考えます。
レンジとは、売り買いが拮抗し、
値動きが停滞している状態のこと。
売り買いの”攻防中”と考えることもできます。
”レンジ”は様々な形で現れますが、
重要なのは「上昇勢力と下降勢力が衝突している」という背景です。
レンジであることが認知されれば、
上の方から売る、下の方から買う、
あるいはレンジを抜けるまで様子を見る、
という選択ができるようになります。
また、レンジを上下どちらかに抜けることで
反対方向の注文の撤退によって
大きく値が動き出すことがあります。
これが”レンジブレイク”です。
レンジの”崩れ”とも表現できますね。
これも短時間で大きな値幅を狙えるうえ、
視覚的にも分かりやすい値動きです。
チャートパターンを見ても勝てない3つの理由
さて、使えるチャートパターン5選を紹介しました。
中でも”押し目買い・戻り売り””ダブルトップ・ダブルボトム””レンジ・レンジブレイク”は
ちょっとFXをかじった人なら誰でも知っているようなものです。
だからこそ、こんな声が聞こえてきそうです。
- え、それは知ってるけど…
- それで勝てないから困ってるのに…
- 新しいチャートパターンを知りたかった…
気持ちは分かります。
でも、冒頭でお伝えしたように、
”有名でシンプルな値動きほど勝ちやすい”のが道理です。
「どこかの誰かが発見した新たなチャートパターン」があったとして
それでトレードに勝てるとは思いません。
もしあなたが5つのチャートパターンで勝てないなら
問題は”チャートパターンそのもの”ではない部分にあるのです。
三尊・逆三尊・フラッグ・ペナント・ウェッジ
他にもダイアモンドとかカップアンドハンドルとか
チャートパターンと呼ばれるものはたくさんありますが
パターンの数をいくら覚えてもダメなんです。
以下、よくある”勝てない理由”を解説しますので
自身のトレードに当てはまるところがないか
ご確認ください。
①チャートパターンをこじつける
初心者ほどありがちなのが、「エントリーしたい」という感情。
チャートを開けば、環境認識もそこそこに
「エントリーしたい」という思いが先行。
これはダブルトップでしょ
フラッグになって下がるはず
という根拠のない未来の”幻”を見てしまいあっさり負ける。
そんな経験はないですか?
チャートは見ようと思えばどんな風にも見ることができます。
「エントリーしたい」という気持ちが先行して、
自分に都合の良いチャートパターンをこじつけてしまうんです。
トレードは、環境認識をし、シナリオを立て、
「想定した値動きを想定した通りに獲る」ものです。
「この辺りでダブルトップ形成が始まって、
ネックラインを下抜いたらタイミングを見て売ろう」
「上昇の勢いがあるので押し目買いされそう。
フラッグが完成したらエントリーしよう」
そういうことを「予め」想定しておくものです。
②上位足の波を考慮しない
相場には”時間足ごとの複数の波”が重なって存在しており、
どの波も他の波の影響を受けながら形成されていきます。
上昇トレンドの波がいずれ上げ止まってしまうのは
より大きな波の”売り勢力”の影響を受けるからです。
どんな波も、より大きな波の一部にすぎず、
大きな波の影響の前ではどんなチャートパターンも
崩されてしまいます。
ある一つの波だけを見て
「ダブルトップ」を確認できたとしても、
それは例えば下図のような状況かもしれません。
図では、ダブルトップだと思ったところは
上位足の波にとっては”上昇波の押し目買いの途中”だった
ということになります。
このように、ひとつの波のチャートパターンだけを見ていても
上位足の波の背景を併せて考えなければ
何の意味も持たないのです。
③下位足の波を考慮しない
下位足の波も”波全体”を構成する大切な要素です。
どんな波も”より大きなの波”の一部であるように、
どんな波も”より小さな波”で構成されています。
例えば、”押し目買い”のエントリーをする時、
”下位足の波を考慮しないエントリー”とは下図のようなエントリーです。
「押し目候補」であるサポートライン到達と同時にエントリーしています。
ここから無事に上昇を始めればいいのですが、
もしかしたら上がらないかもしれません。
思った以上に下がって、損切りになった後で上昇する。
そんなケースも十分あり得るでしょう。
対して、”下位足の波を考慮する”とは下図のようなことです。
”下位足の下降トレンド”がダブルボトムを形成し、
上昇に転じるタイミングでのエントリーです。
ある波が”折り返す”ときには、
”下位足の波”から順番に方向を変えていきます。
下位足の波のチャートパターンを”上昇の予兆”とすることで
根拠の強いトレードが可能になります。
チャートパターンを使いこなす方法
チャートパターンを上手に活かせない理由が分かりましたか?
つまり、チャートパターンで勝つためには、
「チャートパターンを見ても勝てない理由」を
改善していけばいいのです。
まず、チャートパターンをこじつけてしまうような
行き当たりばったりのトレードをしないこと。
「このあたりでダブルトップになったら売ろう」
「ここからの戻り売りは崩れそうだから、崩れたら買おう」
というような、”プラン”を考える癖をつけましょう。
的確な”プラン”を立てるためには
しっかりとした”環境認識”が必要です。
環境認識とは「上位足の波がどこでどんな影響を与えるのか」を
把握するための作業であり、
これがそのまま「上位足の波を考慮したトレード」につながります。
さらに、いざエントリーする時には”下位足の波”を観察し、
「下位足のチャートパターン」を見てタイミングを計ります。
”チャートパターンで勝つ”とはいっても、
単純にチャートの形だけをみてトレードを繰り返すのではありません。
それでは、勝ったり負けたりを繰り返すだけで、
永遠に勝てるようにはならないのです。
上位足の波によって相場環境を把握し、
下位足の波によって根拠を高める。
「木を見るために森を見る、木を知るために葉っぱまで見る」
というわけです。
このように、”複数の波”を観察することでトレードの精度を高める方法を
「マルチタイムフレーム分析」と言います。
「マルチタイムフレーム分析」とは
プロトレーダーなら誰もが当たり前に習得しており、
私自身にとっても”なくてはならないもの”です。
マルチタイムフレーム分析については以下の記事でも解説しています。
マルチタイムフレーム分析とは?FXで勝てないあなたを勝ちトレーダーへ導く究極のチャート理論
まとめ
実戦で使えるチャートパターン5選
- 押し目買い・戻り売り
- 押し目買い崩れ・戻り売り崩れ
- ダブルトップ・ダブルボトム
- ダブルトップ崩れ・ダブルボトム崩れ
- レンジ・レンジブレイク
チャートパターンを見ても勝てない3つの理由
- チャートパターンをこじつける
- 上位足の波を考慮しない
- 下位足の波を考慮しない
チャートパターンを使いこなす方法
- チャートの形でトレードできたら分かりやすいけど…
- チャートパターンだけで勝てるの?
- 勝てるチャートパターンを知りたい
- チャートパターンを見てもうまく勝てない
お悩みは解消しましたか?
少なくとも学習の方向性は定まったのではないでしょうか?
鉄板のチャートパターン5選で勝つために必要なこと。
それが「マルチタイムフレーム分析」です。
一朝一夕で習得できるものではありませんが、
習得できれば一生モノの武器になります。
本ブログではマルチタイムフレーム分析を含む
トレード上達のための知識やコツをたくさん解説しています。
ぜひ他の記事も参考にしてくださいね。
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